健康や美容にもおすすめ!話題の冷えとり靴下って?

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11月に入り、寒い日が多くなってきましたね。

近頃寒くなると話題になる、「冷えとり靴下」ってご存知ですか?

冷えとり靴下は、その名の通り「体の冷えを取ってくれる靴下」です。デトックス効果が高く、美肌になれたり冷え性が緩和されたりと、女性に嬉しい効果がたくさんと言われる「冷えとり靴下」。芸能人でも愛用者が多いんだそうです!

今回は、「冷えとり靴下」についてご紹介します。

そもそも「冷えとり」って何?

冷えとり」の「冷え」は、「冷え性」の「冷え」とは少し異なります。

「冷え性」の「冷え」は、そのまま体の冷たさのことですね。対して「冷えとり」の「冷え」とは、上半身と下半身の温度差のことです。
臓器がある上半身は熱を持ちやすいですが、下半身は冷えやすくなっています。上半身と下半身では5℃ほどの差があると言われています。この温度差によって血流などが滞り、下半身は更に冷えてしまい、体の不調につながるのです。

半身浴や足湯、靴下の重ね履きなどで頭寒足熱(上半身を涼しく、下半身を温める)を心がけ、温度差を解消することで、体調を整え、健康に過ごすというのが「冷えとり」の考え方です。冷えを解消することで、様々な不調が改善されると言われています。

普通の靴下と何が違うの?

体の冷えを取るために靴下を履くなら、普通の靴下でも良いのでは? と思いますよね。普通の靴下でも、はくと足を温めることはできるはずです。

「冷えとり靴下」のポイントは、靴下を「重ね履き」することにあります。冷えとり靴下は、靴下を重ねて履くことで、冷えを効率良く取ってくれるのです!

冷えとり靴下の構造

冷えとり靴下は、(シルク)の靴下と天然繊維(ウール、綿、麻など)の靴下を交互に重ねて履く靴下のことで、基本は4枚以上重ねて履きます。絹→ウール→絹→ウールといったように重ねることで、繊維を重ねてできる空気の層によってしっかりと保温されます。また、内臓のツボが集中している足元を温めることで、内臓の動きが活発になり、たまっていた毒素を外へ押し出すことができます。

絹(シルク)は非常に保温性が高く、吸湿性に優れています。また絹繊維は、肌と同じタンパク質でできていて、人の肌に一番近い素材と言われています。肌に優しいので、肌の弱い人でも安心して使うことができます。

絹糸の真綿を手の甲に乗せると、まるで絹糸が発熱しているかのような暖かさを感じます。しかしこれは絹が発熱しているのではなく、手の甲が発散している熱を、しっかりと保温してくれているからなのです。絹の保温性の高さがよくわかりますね。

その絹が吸ったものをウールがしっかりと吸い上げ、次の絹に送ります。ウールはゴルフウェアに使用されるほど吸放出性に優れた素材なので、吸った汗で冷えることもありません。これにより、常に足湯に浸かっているような暖かで快適な足元を作ることができるのです。

冷えとり靴下を1日履いていると、なんと足元からコップ1杯分もの汗が出るそう! 体内に溜まった毒素を末端(足元)から外に出すことで、体内をデトックスできるのが、冷えとり靴下の大きな魅力です。

冷えとり靴下の履き方

1枚目:5本指タイプ(絹)

2枚目:5本指タイプ(毛または綿)

3枚目:先丸タイプ(絹)

4枚目:先丸タイプ(毛または綿)

以下、先丸タイプの絹と毛(綿)を交互

というように重ねていくのが、推奨される冷えとり靴下の履き方です。このようにするのには理由があり、足裏から排出された汗や毒素を絹が吸着、それを次の毛や綿の靴下が吸着して発散させていく流れになるからです。
4枚程度が基本になりますが、5枚目以上重ねる冷えとり上級者の方は、更に絹(先丸)→天然繊維(先丸)と重ねていきます。

ポイントは、たくさん重ねても足を締め付けないものを選ぶことです。せっかく温めても、締め付けてめぐりを妨げてしまっては意味がありません。

5本指と先丸タイプの違い

冷えとり靴下には、「5本指タイプ」と「先丸タイプ(通常の靴下の形)」があります。最初の2〜3枚目は5本指タイプの靴下を履き、毒素の出口が多い指の間までしっかりと吸収できるようにするのがおすすめです。3〜4枚目以降は、5本指タイプだと指先が締め付けられてしまうので、先丸タイプの靴下を重ねていきます。

冷えとり靴下の効果

冷えとり靴下を履くことによって、体の冷えが原因で起こる様々な不調を改善することができます。冷えは万病のもと。冷えを改善することで、女性に嬉しい効果が期待できますよ♪

女性に多い悩みを改善

  • 定期的に訪れる頭痛
  • 肩や腰の痛み
  • 月経不順や生理痛
  • 不妊症

これら女性特有の悩みは、全て体の冷えが原因で引き起こされるとされています。体が冷えると血行が悪くなり、必要な水分や酸素、栄養などがしっかり行き届かなくなります。特に、生理痛や生理不順でお悩みの方は、ぜひ冷えとりを試してみてください。今まで感じていた悩みが嘘のようにおさまるかもしれませんよ!

デトックス効果

冷えとり靴下を履いていると、内臓が元気になって、老廃物を体の外に出そうとするデトックス効果が高まり、体の調子が良くなります。むくみの改善・予防にも役立つので、脚やせも期待できますよ♪

内臓が元気に!

足ツボマッサージが有名なように、足の裏にはたくさんのツボがあり、体のあちこちと密接に繋がっています。内臓の機能に関わるツボもたくさんあり、足が冷えると内臓も冷えて機能が低下するという悪循環が生まれてしまいます。逆に冷えとり靴下で足裏をしっかり温めれば、内臓が元気になるのです!

汗をよくかくように

冷え性の人はあまり汗をかきませんよね。これは冷えによって代謝機能が低下しているからです。汗がかきにくいと、老廃物を体の外に出せない原因になってしまいます。

冷えとり靴下を履いていると、驚くほど足裏に汗をかくのを実感できると思います。その量は1日にコップ1杯ほどにも。この汗には老廃物が含まれていて、デトックス効果が高まっている証拠です。

風邪を引きにくい健康的な体になる

平熱が35℃台という「低体温」状態の人が増えていますが、最も健康的だと言われるのは36.5〜37℃。体温が1℃下がると、免疫力は5〜6分の1になってしまうそうです。

冷えとり靴下でデトックス効果が高まると、血液やリンパの流れがスムーズになります。そして、食事から摂取した栄養を体の隅々まで送り届け、老廃物を速やかに体の外に出すという正常な巡りが生まれます。血行が良くなれば体が温まり、免疫力が上がることで、健康的な体になっていきます。風邪を引かないだけでなく、ガンや生活習慣病、うつなどの予防にもなりますよ!

美容にも効果あり!

体の健康と美容は密接な関係があります。体の調子が良くないと肌が荒れたり太りやすくなったりしますよね。

お腹が冷えると、子宮や卵巣の機能も低下します。それが女性ホルモンの乱れにつながり、肌荒れの原因となってしまうのです。

冷えとり靴下で健康になれば、美容効果も発揮してキレイな肌やスタイルを維持できるのです。ダイエットを成功させるためにも、美肌のためにも、冷えを解消することはとっても重要なんです!

素材別 冷えとり靴下の効果

絹(シルク)

冷えとり靴下は重ね履きをしますが、肌に直接触れる1枚目の靴下として絹を選ぶのが一般的で、間に入る3枚目や5枚目にもよく使用します。絹の靴下を1枚目に履く理由は、肌に一番近い繊維だからです。

絹は18種類ものアミノ酸で構成されるタンパク質でできていて、人間の肌に馴染みやすいと言われています。これは、効率良く毒素を吸収して外に排出しやすくなることにつながります。

また、保温性や保湿性に優れているので、足裏がしっとりスベスベになるというメリットもあります。

ウール・毛

ウールなどの毛素材の靴下は、絹の靴下の上に履いて使用します。毛は優れた保温性を誇りますが、吸湿性や放湿性にも優れていて、湿度を上手くコントロールできるのです。

冷えとり靴下を履くと足裏から大量の汗をかきますが、毛の靴下を絹の上から履くことで、汗を素早く吸湿・発散してくれ、汗によって冷えることがなくなります。冬は暖かくて夏は涼しく、汚れもつきにくい、冷えとり靴下にぴったりの素材なのです。

綿(コットン)

毛と同様、絹の靴下の上に履きます。丈夫な素材なので、一番外側に履く人も多いです。肌触りが良くて締めつけ感も少ないので、快適に重ね履きしたい方にぴったりです。吸湿性に優れているので、足裏から排出された毒素をしっかり吸着してくれます。

ウールと綿は、好みで選んでくださいね♪

足元ぬくぬくで、ほっとリラックスしながら健康と美を手に入れちゃいましょう♪

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