お財布にやさしく美肌に!オリーブオイル美容法まとめ
俳優の速水もこみちさんが華麗にお料理をする、「ZIP!」(日テレ・月〜金 5:50〜8:00放送中)内の料理コーナー「MOCO’Sキッチン」でおなじみ、オリーブオイル! お料理に使うと、とってもいい香りで美味しくなりますよね。私も大好きです♪
このオリーブオイル、実はお料理だけじゃなくて美容にも使えるんです! 薬局でも売られていますが、普通に食用のオリーブオイルでもできます。余ったらお料理に使えるのでとっても経済的ですね♪
特に、年齢肌や乾燥肌など、お肌に悩みを抱えている方には是非取り入れていただきたいのが、このオリーブオイル美容術なんです! もともと食用だからお肌にも優しいんです。
今回はオリーブオイルでできる美容法についてご紹介していきたいと思います。
目次
オリーブオイルって普通の油と何が違うの?
お料理に使ったり、化粧品や石けん、薬品にも用いられたりするオリーブオイル。「オイル」ですから、もちろん「油」です。オリーブオイルは、他の食用油と何か違うのでしょうか?
実はオリーブオイルは、生のオリーブの果肉から果汁を搾って置いておくだけで、自然に油が果汁の表面に浮かび上がるため、熱を加えなくても油分だけを分離することができます。より自然に近く、生の果汁としての性質を保ったままオイルを作ることができるのです。
つまり、オリーブオイルはフレッシュの生オリーブジュースのようなもの。熱を加えないので、ビタミンやミネラルなどの栄養素も壊れずにそのまま含まれています。
悩める大人肌にこそオリーブオイル美容法!
乾燥肌、敏感肌、脂性、粉吹き肌、ゴワつき。年齢を重ねた肌に、こうした悩みはつきものです。愛用の化粧品が急に肌に合わなくなったり、朝と夜のコンディションが全然違ったり・・・
そんな大人のお肌におすすめなのが、オイル美容です。
オイル美容を続けるうちにお肌にハリとツヤが与えられ、肌がやわらかくなって潤いを保ちやすくなります。また、オイルは蒸発しにくいため、水分を含んだ肌を長時間にわたって守ってくれます。
さらにオリーブオイルには、肌になじみやすいという特徴があります。これは、皮膚表面で肌を乾燥から守っている皮脂の1/3を占める成分が同じものだからです。皮脂の41%はオレイン酸でできており、オリーブオイルの脂質の7割も同じオレイン酸でできています。
年齢とともに皮脂の分泌量が減少し、肌が乾燥しやすくなったり、肌を外敵から守る力が低下します。そこで、オリーブオイルをスキンケアの最後に塗って潤いを閉じ込めることで肌の保湿ケアができるというワケです。また、炎症を抑える効果もあるので、ごわついた肌や日焼けやダメージを受けた肌にもぴったりです。
オレイン酸ってどんなもの?
オレイン酸は、「不乾性油」という空気に晒されても蒸発しにくい特性を持っています。保湿力が非常に高いので、バリア機能が弱った乾燥肌やキューティクルが傷んだパサパサ髪のケアに効果的!
わずかな量でもしっかり保湿できるから経済的!
オリーブオイル美容がおすすめなのは、経済的に嬉しいというのも理由のひとつです。
お肌に乗せるのはほんの数滴なのに、薄くのびて皮膚をカバーし、守ってくれるんです。顔に使う場合、指先や手のひらに少しずつ取って肌に置き、こすらず押し広げるようになじませます。
オリーブオイルって、食用油としては少々お高いイメージがありますが、美容に使うには実はとっても経済的! 一度に使うのはほんの少しでいいから、小さめのボトルでもたっぷり使えてお得なんです!
市販の食用オイルでもOK!ただし新しいものを!
いくら食用のオリーブオイルでいいと言っても、キッチンに数カ月置いてあるオリーブオイルはNG! 酸化が進んでいる能性があります! ケアには新しいものを使ってください。
一番おすすめなのは薬局などで手に入る医療用のオリブ油で、皮膚の保護用として売られているものです。もちろん安心・安全に使うことができます。
食用のオリーブオイルを用いる場合は、不純物の少ない「エクストラバージンオリーブオイル」がベストです。
スキンケアのためのオリーブオイル美容法
ブースターとして
化粧水を使う前にオリーブオイルをブースター(化粧水の浸透をよくするもの)として使うと乾燥予防になります。数滴手のひらにとり、お肌になじませましょう。つけすぎはベタつきの原因になるので気をつけてください。
オリーブオイルパック
- サランラップを、顔を覆う程度の大きさにカットし、目・鼻・口部分に切れ目を入れます。
- メイクを落とした後、顔が濡れたままの状態でオリーブオイルを塗ります。
- サランラップを顔に乗せて湯船につかり、5~10分そのままリラックス。
- ラップを外して顔を洗います。その後、化粧水やクリームでお手入れしてください。
風呂のスチーム効果を利用したオリーブオイルのパックです。お肌が水分を含んでふっくらします。
お風呂上がりの保湿に
お風呂やシャワーの後、濡れたままの顔や身体全部に、オリーブオイルを1~2滴手に取ってまんべんなく塗ります。塗り終わったら、上から押さえるようにタオルで水分を拭きましょう。
意外にもベタつかず、お肌がつるつるモチモチになります。乾燥による痒みがある方にもおすすめ!
オリーブオイルとハチミツで全身パック
- オリーブオイルと同量のハチミツを混ぜ合わせ、洗った後の体全体に塗ります。
- 軽くマッサージしながら15分~20分待ちます。
- ぬるま湯で落とします。乾燥の原因になるので、熱すぎるお湯はNG!
応用として、卵黄+ハチミツ+オリーブオイルを混ぜ、洗髪後の髪に塗り、そのまま20分ほど待ってシャンプーで洗い流すと、ハリとコシのあるつやつやの髪になります。
小鼻の毛穴ケア
- タオルを濡らしてしっかり絞り、約1分ほど電子レンジで温め蒸しタオルを作ります。
- やけどしないように気をつけて顔にのせ、毛穴を開かせます。
- オリーブオイルを数滴手に取り、小鼻を指の腹でくるくると円を描くように優しくマッサージ。
- 5分程度したら、洗顔料で洗います。
かかとの角質ケア
- オリーブオイルと砂糖を1:1の割合で容器に入れ、よく混ぜます。
- お湯に浸かって柔らかくしたかかとに1をなじませ、円を描くようにマッサージしましょう。
- ティッシュやタオルで落としたあと洗い流し、保湿します。
砂糖の代わりに塩を使うと、さらに角質除去力がアップ! ただし、皮膚に傷がある場合はNGです。
また、はちみつを加えると、更に保湿力が上がります。
ヘアケアのためのオリーブオイル美容法
頭皮マッサージ
- オリーブオイルを手に取り、手の平をあわせてオイルを温めます。馴染んだオイルを頭皮に塗ります。
- 頭皮全体にオイルを塗ったら、両手の指で頭をつまむように置き、ツボを押さえていきます。
- 押さえては頭皮を掴むようにして離す、を繰り返し、頭皮全体を指圧します。
- そのままシャンプーをしてください。オイルが落ちていないと感じるなら、2度洗いしましょう。
抜け毛・白髪対策にも効果があります。シャンプー前にオイルが付いたまま髪をお湯で濡らしたタオルで包み、湯船につかってスチームパックすると、さらに効果的です。
ツヤツヤの髪に
- 髪をブラッシングした後、オリーブオイルを手に取り、両手で一度なじませてから髪の先端に付けていきます。
- 髪全体にオイルを付けたら、もう一度ブラシでとかして、頭皮マッサージをします。
- お湯で濡らしてしぼったタオルで髪全体を包みます。
- そのまま湯船につかって5~10分置き、シャンプーしましょう。1度で落ちなければ、2度洗いしてください。
タオルの上からシャワーキャップを被るか、サランラップで巻くと更に効果アップ!
ヘアカラーを長持ちさせる
カラーリング後に自宅で初めてシャンプーをする時、オリーブオイルを塗ることでカラーを長持ちさせることができます。
やり方は、適量のオリーブオイルを髪全体にまんべんなくなじませてから、普通にシャンプーをするだけ。
ヘアカラー剤全てに合うわけではないので、事前にテストをするなどしてから行いましょう。
まとめ
お肌や髪に嬉しい栄養満点のオリーブオイル。様々なスキンケア&ヘアケア活用法がありました。
オリーブオイルの成分を利用したものですから、もちろん、食べることでもエイジングケアやコレステロールを下げるなど、健康・美容効果があります。
頭から足まで、体の中までも全身トータルケアできるオリーブオイルのパワー、是非体感してみてください♪