＜主婦の方必見！＞電力自由化のメリットは？電力自由化で賢く節約する方法

2016年4月にスタートした電力会社が自由に選べる、いわゆる「電力自由化」、開始から1年で約343万世帯が電力会社の切り替えを行ったようです。
新たに電力事業に参入した企業は400社近くに達し、首都圏では東京ガスが70万件、関西では大阪ガスが30万件の契約を獲得したようですが、一方で既存の電力会社は顧客の流出に悩まされているようですね。そこで今回は、電力自由化で私たちにどんなメリットがあるのかについてご紹介いたします。

電力会社の切り替えにはどのようなメリットがあるの？

経済産業省の電力・ガス取引監視等委員会「電力小売自由化に関する消費者選択行動アンケート調査」によれば、電力自由化の認知度は90.6%。
しかし、サービス開始から1年で342世帯しか切り替えを行っていないことからすれば、電力会社を切替えいる人は全体の5.5%と非常に少ないのが現状です。

アンケートの中から、電力会社の切り替えを行わない理由として、「変更のメリットがよくわからない」「手続きが面倒くさそう」「今までの電力会社で十分満足している」など、知識不足によって多くの人が損をしていることがわかります。

確かに、電力自由化は「電気料金が安くなる」というイメージがあるが、実際のところ、電気料金そのものでは大きな差はありません。むしろ、メリットはセット割で電気代が節約できること、あるいはポイント等がお得に貯まっていく、ということがあります。

既に契約している電力会社のサービスとのセット割引契約で、請求書を一本化できることや、特にガス、携帯電話やスマートフォン、ガソリンスタンドとのセット割は非常に相性がいいようになっています。

電力会社の切り替えによるメリット

＜ガスの場合＞

＜ガソリンスタンドの場合＞

＜携帯電話の場合＞

ポイント＆独自サービスで電力会社を選ぶ

新規参入した企業は、他業種からの参入が多いため、自社の強みを活かしたサービスを提供しています。
なので、電力会社を選ぶときは、電力料金以外のサービスや特典に注目するとお得ですよね。

ヤマダのでんき

「ヤマダでんき」では、一ヵ月あたりの電気料金が8,000円以上で６%ポイント、
5,000円～8,000円未満で４%ポイント、5,000円未満で2%ポイントがもらえます。

まちでんき（楽天エナジー）

電気使用量10kwhごとに、楽天市場などで利用できる「楽天スーパーポイント」を１ポイントもらえるほか、
楽天カードで電気料金を支払えば、100円ごとに１ポイントが貯まります。

上記のようにポイント還元や、キャッシュバックのサービスに力を入れる企業も多い。
例えば、KDDIの「auでんき」では、auユーザーに対し「auでんきセット割」を提供している。これは、電気使用量に応じて、専用の「auWALLETプリペイドカード」に最大5%分がキャッシュバックされる仕組みだ。
さらに、ヤマダ電機の「ヤマダのでんき」では、電気料金に応じてヤマダポイントが付与される。ヤマダ電機を頻繁に利用する人にとっては非常にメリットのあるサービスになる。

電力会社切り替えのよくある不安

その中で、電力自由化に関するよくある質問は以下の通り。

Q、マンションやアパートだと切り替えができないのか？

A、マンション住まいでも切り替えができる。
電気メーターは電力会社のものなので、賃貸マンションでも切り替えができます。ただし、高圧一括受信契約をしているマンションでは切り替えることができません。

Q、契約する電力会社が倒産した場合はどうなるのか？

A、送電が停止することはない。
地域の電力会社にはすべての家庭に電力を届けることが義務付けられているため、送電が止まることはない。ただし、地域電力会社への連絡は必要。

Q、工事などに初期費用はかかるのか？

A、「スマートメーター」への交換は基本的に無料
電気は今までと同じ電線を通って送られるため、大掛かりな工事は必要ない。スマートメーターへの交換のみ必要になる。

電力自由化のまとめ

• 電力会社の切り替えはそれほど面倒ではない。
  一番安い電力会社は電力比較サイトで探す。
  電力＋〇〇のセット割でお得になる。
  ポイントなど電気以外のサービスも考慮するとお得。