成功率9割!?キャベツダイエットで失敗しないポイント
「キャベツダイエット」は一時期ブームになったのもあり、知っている方が多いのではないでしょうか。その名の通り、とにかく食事の前にキャベツを食べるというダイエットです。
空腹感に耐える必要もなく、栄養満点で美容や健康にも良いキャベツダイエットは、体の中がきれいになる健康的なダイエット方法のひとつです。手軽に続けられるのもポイント。
今回は、そんな「キャベツダイエット」で失敗しないためのポイントについてご紹介します。
目次
キャベツダイエットとは?
キャベツダイエットは、食事前にキャベツを食べることで、満腹中枢を刺激し、通常の食事量を減らすダイエットです。キャベツは固く繊維質なため、よく噛まないと食べられません。よく噛むことによって満腹中枢が刺激され、食欲が抑制されるのです。また、食前にキャベツを食べることによって、血糖値の上昇を緩やかにすることができます。
ダイエットに必要なビタミンを補給することで筋肉の生成をサポートし、脂肪が燃焼しやすい体をつくることができるのもポイントです。
キャベツは低カロリーでダイエットに最適
キャベツのカロリーは100gあたりたったの23kcalと、白米の1/5程度しかありません。白いご飯を食べる代わりに、たっぷりのキャベツを食べれば、カロリーを大幅に抑えつつ満腹感を得ることができるんです。
キャベツダイエットの効果について
キャベツダイエットの効果は、食事(カロリー摂取)を減らして体重を落とすだけではありません。生のキャベツは、ダイエットに必要なビタミンC、ビタミンBなどを含んでいます。特に豊富なビタミンCには、皮膚や血管の老化を防ぐアンチエイジング効果や美肌効果、がんやストレスを予防する効果もあると言われています。
また、食物繊維をしっかり摂取できるので、便秘を改善し、美容にもダイエットにも効果的です。
キャベツダイエットの5つのポイント
- 低カロリー
- 噛み応えがあり、食べ過ぎを防ぐ
- 便秘解消に効果
- 美肌効果、がん予防効果など、美容と健康に良い
- 一年中出回っていて季節を選ばない
キャベツダイエットのやり方
やり方は、「生のキャベツ1/6個を毎食前に食べる」だけととても簡単! キャベツを幅5cmくらいの噛み応えがある大きさに切り、10分くらいかけて、よく噛んで食べましょう。そのままでは飽きてしまいますので、ノンオイルドレッシングや塩・こしょう、レモン汁、ポン酢、しょうゆなどをつけて食べるのもOKです。
キャベツが苦手な人は軽く煮るのもOKですが、クタクタになるまで煮てしまってはいけません。噛み応えがしっかり残るように、さっと湯がく程度にしましょう。キャベツの青臭さがなくなって食べやすくなり、キャベツダイエットの効果も得ることができます。
小腹が空いたらキャベツを食べる!
小腹が空いた時や口寂しい時にキャベツを食べるのもおすすめです。キャベツでお腹を満たす分には、ダイエットにはまったく問題ありません。
ただし注意として、キャベツを食べることで通常の食事が少なくなりすぎ、筋肉量の低下につながることがあります。筋肉が減ると基礎代謝量も落ちて体重が減りませんので、ダイエット中でも、基礎代謝量を維持することが大切です。1日に70gのたんぱく質を食事に加えるよう意識しましょう。
たんぱく質70gの目安
- 牛乳 200ml
- 豆腐 半丁
- 魚 80g
- 卵 1個
- 肉 80g
「夜キャベツダイエット」が手軽で効果的
キャベツダイエットを、3食すべて行うのではなく、夕食の時のみ行うのが「夜キャベツダイエット」です。キャベツを食べるのが夕食前だけで良いので、とにかく続けやすいのがポイントです。
3食の中でも特に高カロリーになりがちで、寝ている間に体に溜め込んでしまいやすい夕食に集中してキャベツダイエットを行うことで、手軽に効果的にダイエットをすることができます。さらに、キャベツは食物繊維が多く消化に時間がかかるため、長時間お腹が減りにくくなり、小腹が空きやすい夜の間食を防ぐことにもつながります。
夕食にキャベツだけ食べるのではありません!
誤解されやすいのですが、「夜キャベツダイエット」は「夕食をキャベツに置き換えるダイエット」ではありません。夕食はキャベツだけ食べるのではなく、キャベツを1/6個、よく噛みながらたっぷり10分間かけて食べたあとは、きちんと栄養のあるものを食べてください。
キャベツダイエットを成功させるコツ
- キャベツを気に入ったお皿に盛る
- 甘いものが欲しくなったら、握りこぶしほどの果物を2つまでならOK
- 食後に気分を和らげながら紅茶を飲む
- 水分を多めに摂る
- ダイエットをする期間を決めておく
- どのくらい減量するか、目標を設定する
あまり我慢しすぎないので続けやすく、健康的に実践できるのが、キャベツダイエットのポイントです。ルールを意識しすぎるとストレスになり、かえって血糖値が上がりやすくなってしまいますし、挫折の元にもなります。「続けること」こそが最大のポイントなのです。
キャベツダイエットなら、必要なのは一年中安価で手に入るキャベツだけなので、とても経済的。近頃はコンビニでも千切りキャベツなど売られていて、手軽に続けやすいダイエットです。
キャベツを食べることで食事量が自然に減るので、細かいカロリー計算なども必要ありません。お菓子などを控え、軽い運動をしたり、水分をしっかり摂ったりと、健康やダイエットに向けた少しの意識をするだけで、ほぼ確実に成功することができます。
キャベツダイエットの失敗例
キャベツばかり食べる
キャベツダイエットで一番多い失敗例です。早く痩せたいあまり、ご飯の代わりにキャベツばかりをとにかくたくさん食べて、摂取カロリーを少しでも減らそうとした結果、栄養不足で基礎代謝が落ちたり、ダイエットをやめて通常食にした途端リバウンドしてしまったりします。
キャベツ自体が脂肪を燃焼させる痩せる薬なのではなく、キャベツを食べることで満腹感を得ることがこのダイエットのポイントなのです。あくまでも通常の食事量を抑えるに留めるのがコツで、必要な栄養まで抜いてしまってはいけません。タンパク質などが不足すると、筋肉が減り、かえって痩せにくい体になってしまいます。
脂肪を燃焼するためにも、筋肉や栄養が必要なことは忘れないでください。太りやすいからといって、炭水化物やタンパク質をまったく摂らないなんてやり方はせず、バランスよく栄養を摂りましょう。タンパク質を1日70g程度摂らないと、効率よく脂肪を燃焼させることができません。
味付けを変えるなど続ける工夫をしない
キャベツダイエットは、ビタミンCなどをたっぷり摂ることや、満腹感を得やすくするために、生のまま食べることが推奨されています。ですが、生のキャベツをそのまま毎日食べるのは飽きるし結構しんどいですよね。
味に飽きたりしてやめてしまっては意味がありません。ドレッシングや味付け、調理法を工夫することで、少しカロリーや栄養面では効果が下がるものの、美味しくて長続きさせることができます。少しくらい痩せるスピードは落ちても、結果的に健康的に痩せられるわけです。
早く結果を出そうとしすぎる
「3日間ご飯を抜いてキャベツだけ食べているのに痩せない・・・」といったように、短期間で結果が出なかっただけであきらめてしまう人もいます。そんな短期間でいきなり何キロも痩せるわけがありませんよね。体重の減り方にも個人差があります。
ダイエット成功は、長い目で見ること、続けることが何よりも大きなコツなのです。
まとめ
食事の前にキャベツを1/6個食べるだけで、ビタミンCなどをたっぷり摂れて痩せられる「キャベツダイエット」、特に大切なコツは「キャベツ以外(特にタンパク質)もきちんと食べること」「キャベツを10分かけてよく噛んで食べること」そして「ストイックになりすぎないこと」です。一年中出回っていて始めやすい・続けやすいダイエットなので、さっそく今夜食事前にキャベツを食べてみてはいかがでしょうか♪