炭水化物なのに痩せられるの!?うどんダイエットで無理なく痩せよう!

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ダイエットを続ける上で、最大の敵は食欲。糖質や炭水化物を控えるダイエットに挑戦する人はたくさんいますが、こちらも慣れるまではつらいもの。続けられずにリバウンドしてしまう人が多いのも、仕方のないところです。

そこでご紹介したいのが「うどんダイエット」です。日本人にも馴染みがあるうどんですが、炭水化物だし太りやすいイメージがあって、うどんでダイエットなんて信じられませんよね。

実は、うどんってご飯に比べて、カロリーが少ないってご存知ですか?
もしうどんを食べてやせられるなら、嬉しい話ですよね。

今回は、炭水化物を抜かないダイエット、うどんダイエットについてご紹介します。

炭水化物抜きダイエットの危険性

うどんがダイエットによくないと言われるのは、「炭水化物抜きダイエット」の人気も理由のひとつでしょう。

炭水化物抜きダイエットは、「炭水化物さえ摂らなければ、あとは何を食べても良い」という、やり方はとても簡単なダイエット方法です。ご飯や甘いものが食べられないというのはきついですが、他のものなら食べられるので、空腹を我慢する必要がない上、体重がすぐに落ちて効果が目に見えるのが人気の理由になっています。

しかし実際はとても危険なダイエット方法でもあり、体に様々な不良を起こしてしまい、太りやすい体質になってしまうという副作用があります。

ダイエットを初めてまず減るのは「筋肉」

炭水化物抜きダイエットをすると最初に減り始めるのは筋肉です。筋肉には7割もの水分が含まれていて、筋肉が少し減るだけで水分も大幅に減少し、体重がみるみる減っていくのです。そのため、炭水化物抜きダイエットを始めると、2~3キロはすぐに落ちます。しかしその大部分は水分であり、大切な「筋肉」です。

お肌や髪も栄養不足に

体は、エネルギー不足の解消のために、脂肪からだけでなく、体の中にあるタンパク質からもエネルギーを得ようとします。そのため、タンパク質でできている肌や髪は十分な栄養を得ることができず、美しさを失ってしまいます。

目に見える部分だけではありません。私たちの身体は、水分を除けばほとんどがタンパク質でできています。たとえば弱った臓器を修復したいとき、その材料であるタンパク質が足りていない状態になってしまうのです。それって怖いですよね。

脳が働かなくなり、生命の危機「ケトーシス状態」に

炭水化物を食事から抜くとブドウ糖が不足し、脳が働けなくなります。頭がボーッとしたり、イライラしてストレスがたまったり、ひどい場合は脳機能障害を起こしてしまいます。

もしエネルギー不足で脳が停止したら、死んでしまいますよね? これを回避するために、体は脂肪から「ケトン体」という物質を作り出します。ケトン体が血液中に多い状態を「ケトーシス」といい、生命はなんとか維持できるものの、身体にとって好ましい状態ではありません。体臭や口臭がキツくなってくるほか、ウィルスや細菌などから身体を守る免疫機能が低下したり、がんをはじめとする様々な病気にかかりやすくなると言われています。

永続はほぼ不可能、やめればリバウンド

体に無理をさせてしまう炭水化物抜きダイエットは、病気や体調不良など様々な理由で、いずれは続けることが困難になってきます。ダイエットをやめた途端、命の危機にさらされた体はどんどん脂肪を蓄えます。結果、体はぼろぼろになった上、ダイエットを始める前よりも太ってしまう可能性があるのです。

ご飯よりもうどんが太ると言われる理由

消化が早くてお腹がすきやすい

うどんは小麦粉のかたまり。消化がよく腹持ちがよくないので、すぐお腹がすいてしまいます。
食欲のないときにはいいことなのですが、間食がしたくなってしまうので、ダイエットには不向きということになります。

血糖値が上がりやすい

うどんはご飯と同じ炭水化物です。炭水化物が太ると言われる大きな理由が、GI値が高いことです。
GI値とは「Glycemic Index(グリセミック・インデックス)」の略で、血糖値の上がりやすさを表した数値です。うどんのGI値は85で、太りやすい食べ物の基準とされる70以上の数値になるので、GI値で見るとうどんは太りやすい食材とされています。

組み合わせ次第で高カロリーになってしまう

うどんはいろいろな具材と合わせやすく食べやすいのがメリットですが、天ぷらうどんやカレーうどんなど、うどんそのものよりも、組み合わせ次第でカロリーが高くなってしまいます。

量を食べ過ぎてしまう

うどんはのどごしも良く食べやすいですが、よく噛まずにつるつると食べていると、つい早食いになって量を食べ過ぎてしまいやすいのです。たくさん食べてしまっては、主食の中ではカロリーが低めとはいえ太ってしまいますよね。

うどんダイエットのメリット

上記のような理由で太りやすい食べ物とされるうどんでダイエットをするメリットはなんでしょうか?

うどんダイエットのポイントは、うどんが他の主食に比べると太りにくいことにあります。

炭水化物を抜くと、頭がぼーっとしたりイライラしたりするだけでなく、お肌や髪もボロボロになり、リバウンドもしやすくなってしまいます。その点、炭水化物を抜くのではなくうどんに置き換えるうどんダイエットは、炭水化物制限ダイエットのような急激な変化はありませんが、長く続けやすく、続けることで自然に健康的にダイエットをすることができるのが強みです。

満腹感

うどんダイエットの最大のメリットは、満腹感を得られることにあります。
糖質制限や炭水化物制限ダイエットで、果物や酵素など置き換えたとしても得られないのが満腹感です。コシの強いうどんをよく噛んで食べることで、満腹中枢が刺激され、満腹感を得ることができます。

また、他の主食と比べると、コシのあるうどんは、炭水化物の吸収が遅くなるといわれています。そのため、うどんのカロリーは蓄えるよりも消費されやすいのだそう。

低カロリー・低炭水化物

うどんは他の炭水化物と比べると低カロリーです。白米100gが160kcalに対して、うどんは105kcalと2/3程度のカロリーなのです!

さらに、他の主食に比べて、うどんの炭水化物量は実は少なめ。100gあたり食パンが46.7g、白米が37.1gに対して、うどんはなんと21.6gなんです。だから同じ量を食べたとしても、炭水化物の摂取を食パンや白米の1/2程度に抑えることができます。

具や薬味を変えられ、栄養的にも◎

うどんは、色々な具や薬味を入れることで様々な栄養素が摂取でき、より健康的にダイエットをすることができます。味も変わるので、飽きも来ず一石二鳥!

中でも、うどんダイエットには「月見うどん」が最強! 卵にはビタミンB1が含まれていて、うどんに含まれる糖質の代謝を手伝ってくれます。その他、低カロリーで食物繊維豊富、ミネラルも補給できる「わかめ」、卵と同様、糖質の代謝を助け脂肪燃焼を促進する「ねぎ」などもおすすめです。

うどんダイエットの正しいやり方

置き換えは1日1食!

朝、昼、夜のいずれか1食、多くても2食までをうどんに置き換えましょう。特に、食べ過ぎてしまいやすい夕食がおすすめです。

ポイントとして、3食すべてを置き換えないようにしましょう。栄養が偏ってしまい、健康的なダイエットができません。短期間にうどんを食べ過ぎて飽きてしまい、他のものが食べたくなってしまう可能性もあります。

うどんはコシの強いものを選ぶ

噛む回数を増やすことで、満腹感を感じやすくなり、少量でも満足することができます。讃岐うどんのようなコシの強いうどんを選べば、自然と噛む回数が増えます。

うどんの前に野菜を食べる

うどんはGI値が高い(血糖値が上がりやすい)食品だということは先にお伝えしました。先に野菜を食べることによって、血糖値が急に大きく上がるのを防ぐことができます。豆類やごぼう、海藻類、きのこ類などがおすすめです。こちらもよく噛んで食べましょう。

高カロリーな具材の場合はお昼ご飯に! 汁は残して!

なるべくなら避けたいところですが、天ぷらうどんやカレーうどんがどうしても食べたい場合は、我慢するとかえってストレスになってしまうので、午後にエネルギーとして代謝しやすいお昼ご飯に食べるようにしましょう。ただし食べ過ぎは禁物です。天ぷらは少量で、衣の多いかき揚げよりも野菜の天ぷらがおすすめです。

カレーうどんの場合、じゃがいもなどの太りやすい具材が入っている場合が多いので、なるべくそういった具材は食べないようにしましょう。
また、だし汁もすべて飲み干してしまうのはNG。残せばその分カロリーを抑えることができます

まとめ

糖質や食事制限ダイエットは、なかなか難しい上に体によくありません。1日1食をうどんに置き換えるだけのうどんダイエットなら、ストレスなく健康的にできそうですね! また、ダイエット中はなんでもよく噛んで食べることを心がけましょう!

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