夏から秋に変わる今がチャンス!衣類の整理整頓術
暑かった夏も終わり、夜間は冷え込むようになって、そろそろ秋への衣替えの季節ですね。この時期は、半袖では寒かったり、かといって長袖では日中はまだ暑い日もあるしで、着るものに迷ってしまいがち。
夏服に加えて上着や長袖なども日によって使ったりするものだから、「収納していたケースに入りきらなくなってきた」「服を詰め込みすぎて何がどこにあるかわからない」なんてことになったりしてませんか?
実は、この今が衣類を整理整頓する絶好のチャンスなんですよ!
今回は、夏から秋にかけて衣類を整理整頓する方法についてお話します。
まずは整理から! 使う夏物を選びましょう
整理とは「いるものといらないものを分ける、いらないものを手放す」ということです。いると思って買ったものが、いつしか自分に合わなくなっていらないものになることもあります。またそのシーズンのみの流行品や毎日使う物や限定品はいらなくなるのも早いです。かさばる冬物でクローゼットが溢れる前に、今のうちに整理しておきましょう。
まずは夏物の服を全部出しましょう!
クローゼットを開けて、「夏っぽい」と思う服を全部出してしまいましょう。
これからの時期着るものを選んで残します
インナーとして着回すものや、羽織る服の色を考えて、絶対着ないであろう服はそのまま出しておきます。着まわしやすい、秋の間に着られる服だけをクローゼットに戻します。このときも、一週間にどれだけ着るのかを考えて、必要以上にたくさん置かないようにしましょう。重ね着をしたり、寒い日は半袖を着なかったりする今だからこそ、夏服を減らしても寒くなるまで十分着回すことができます。
しばらく着ないものは断捨離しましょう!
使わなくなる夏服は、来年も着るかどうか考えて断捨離しましょう。過去3年着ていないもの、流行遅れのもの、サイズが合わないもの、古くなってしまったものなどは、思い切って処分します。
夏物は特に、冬のように上着を重ねたりもしませんので、よく着るお気に入りのデザインのもの以外は来年もほぼほぼ着ないと思われます。着ない服を残していても、収納スペースの無駄ですもんね。いらない服を手放してしまうことで、衣替え作業がぐっと楽になります。残しておくものだけ、来年の春夏着るために、邪魔にならないタンスの奥に入れましょう。
選び方1:そのシーズンに使用したもの
そのシーズンに使用していたものは自分の好きなものの傾向が高く、来年も活躍する可能性大! おおよそ収納することに決めて良いでしょう。時間がある方は、ひとつずつ必要かそうでないものか、老朽具合も一緒にチェックして整理するといいでしょう。
選び方2:忘れていたもの
クローゼットの奥底から出てきた・持っていたことすら忘れていた・・・というものの場合、まずは「いる」「いらない」の2つに分類しましょう。
判断ポイントは、
- あると知っていたらすぐにでも使いたかったもの
- そのシーズンに使用したものたちとマッチするもの
これらは、いると判断して良いでしょう。反対にコーディネートが浮かばないもの、持っている物たちとのバランスに悩むものはいらないものと判断して、手放すことをおすすめします。
選び方3:知っていたけど使用しなかったもの
目に付くところにあったのに使用しなかったものは、以前は好きだったけれど、今の自分にはもう合わなくなったものだと判断して手放します。捨ててしまうのがためらわれるときは、ネットオークションやリサイクルショップなどを活用してみましょう。
選び方4:思い出深いもの
思い出があってなかなか手放せないというものは、無理に手放さなくても良いでしょう。年数を重ねていくといつか手放せるようになることもあります。手放すことを決心したときは、リメイクして生まれ変わらせたり、写真にデータとして残して思い出を残しておくのもおすすめです。日常使うものでないなら、思い出用として分けて保管しておくとよいでしょう。
どうしても捨てられないときは?
いらないと感じた時点ですっぱりと捨ててしまうのが理想ですが、どうしても迷ってしまうことがありますよね。そんなときは、無理せずしばらく置いておきましょう。時間が経てば、いつも使っていないものには以前ほどの思い入れもなくなってきて、すんなり捨てられるようになるものです。だからといって、あれもこれも残してしまうのはNGですよ!
また、自分ではもう着ないけどまだ新しいし、捨てるのはもったいない・・・という場合は、知人や必要な人にあげたり、リサイクルショップやフリーマーケットに出すのもおすすめです。
着るものを整頓して収納場所にしまいます
整頓とは、必要なものをいつ・誰でも取り出せるように整え、配置すること。次の4つのステップに沿って、わかりやすく使いやすい、スッキリした整頓を目指しましょう
Step1:グループ分け
「洋服」「ベルト」「カバン」のように、まずは種類ごとにざっくりと分類してみましょう。次に、その中でさらに細かく分類できるものは小さな分類をします。例えば、「洋服」は「トップス」の中でも「セーター」「カーディガン」、「ボトムス」の中でも「スカート」「パンツ」などのように分けていきます。この作業は、自分の収納場所が細かく分かれていればいるほど細分化していくと良いでしょう。
Step2:収納場所を決める
収納する場所やケースの中身とグループ分けしたものを見比べて、何をどこにしまうのかをイメージして決めていきます。
自分でイラストを描いてみるとわかりやすいでしょう。紙とペンを用意して、まずは収納場所のレイアウトを書きます。
次に、グループ分けした大きな分類を場所ごとに当てはめていきます。そして大きな分類の中で、さらに細かく収納場所を決めていきましょう。収納の場所の大きさと幅が物と一致するか、物が取り出しやすいか、といったポイントを考え、色ペンを使って色とりどりに自分だけのお気に入り空間をデザインしていきましょう。ピッタリ合う場所が見つかると日々の整頓が楽しくなっていきますよ。
Step3:収納する順番を決める
場所が決まったらいよいよ収納です。
ポイントの1つ目は、お気に入りやよく使うものを手前に収納していくことです。手前にあるものほど取り出しやすく戻しやすいため、片付ける習慣がつきやすいでしょう。
ポイント2つ目は、薄い色からグラデーションにして並べてみることです。特に洋服は、色も形も様々なものがあり収納に悩みますよね。色が薄いものから順に並べていくと、視覚で探すときに分かりやすく、今日はこの色! とコーディネートもしやすくなります。戻すときもその色の場所を探して戻すだけなので簡単です。
Step4:タグをつける
収納が終わったら、最後にかわいいネームタグをおしゃれに飾りましょう。タグをつけることで、どこに何があるか一目瞭然・戻すときも迷わない・見た目もかわいくスッキリ収納が続けられる、と良いこと尽くめです。お手軽に自分の空間をかわいくデザインしてみましょう。
春夏の衣類の収納のポイント
春夏の衣類は生地が薄く袖も短いものがほとんどなので、たたむと小さくなります。袖の長さなどで細かく分類したほうが、選ぶときも便利です。浅い引出しの収納用品の引出しの中に、仕切りや小物収納を入れて更に区切ると、衣類が混ざるのも防げます。
ワンピースやスカートなど、丈の長いものや生地が薄くてしわになりやすいものや、使用頻度の高いものは、ハンガーに掛けて収納しましょう。
秋冬の衣類の収納のポイント
秋冬の衣類は、押し入れ・クローゼットの天袋・地袋や下段の奥などが最適な収納場所です。他にも納戸や物入れなどがある家は、その収納スペースを活かすのも良いですね。
セーターやコートなどお手入れも手間がかかるものが多いのも秋冬の衣類の特徴です。衣類防虫剤も忘れずに用意しましょう。収納用品はふたができて重ねられる衣装ケースか、たたんでコンパクトに収納できるタイプの衣装ケースなどが向いています。
秋に着るような生地の薄い衣類をまとめておくと、急に肌寒くなったときにすぐ出せて便利です。今シーズンに気に入ってよく着ていた衣類も分けておくと、次の秋冬の衣替えのときに収納するのが楽になります。マフラーや手袋などの小物は、なくならないように別に収納するか、袋にひとまとめにして衣類と一緒に収納しましょう。